東京都内の特別養護老人ホーム様へナースコールと連動できる「離床・徘徊用の超音波センサー」を導入しました。同施設様は介護ロボットやICT介護を積極的に導入しており、その一環として超音波センサーを活用しています。
入居者の中に介護ベッドからの転落や居室から徘徊するリスクがある方々が一定数いる状況でした。特に夜間帯は介護スタッフの人数も限られているため、未然に転倒・転落などを防げるシステムを構築したいと考えていました。
施設内にはナースコール設備が備わっており、ICT機器導入に際してスマートフォンを活用されていました。このスマートフォンでの一括管理ができるようナースコールと連動することが可能なCAREai「ナースコール連動シリーズ」を提案しました。また、センサー部は対象の方の特性によって設置場所や検知範囲が異なるため、それらの自由度が高い無線タイプの「超音波センサー」を提案しました。ベッドからの転落が不安な方へはベッド下に隠すように設置、転落の不安は無くても徘徊が心配な方へは居室のドア枠にマグネットを使って設置することが出来ます。
ベッド下に設置した場合は立ち上がる際に、ドア枠に設置した場合はドア下を通る際にそれぞれ超音波センサーが検知し、スマートフォンへ通知が届きます。センサーの反応速度が速いため、夜間帯で介護スタッフが少ない時でも迅速に駆けつけることが可能になりました。