「CAREaiスタンダードシリーズ(コールスイッチ・超音波センサー・起き上がりセンサー)」を神奈川県大和市にある「南大和老人保健施設さくらぷらざ」様(平成3年4月開設・83床・神奈川県大和市下和田1150http://www.minamiyamato-hosp.or.jp)へ導入しました。
施設の2階から4階までの居室エリアにおいて、既存のナースコールの入替えを検討していました。また、入居者の動きが分かるように各居室のベッド周りにセンサーも導入し、入れ替えるナースコールと一括で管理したいと考えていました。大掛かりなシステムの入れ替えになるので、その費用も心配の一つでした。
各階にその階の通知が上がる受信機をそれぞれに設置し、各居室にはナースコールの代わりとなる押しボタン型のコールスイッチを提案しました。さらに端座位で通知が上がる「超音波センサー」と、ベッドで上半身が起き上がると通知する「起き上がりセンサー」の採用を提案しました。また、施設内を動き回るスタッフの手元で通知が分かるように、携帯用のペンダント型受信機も併せて提案しました。これらの機器導入には敷設工事が必要ないので、コストを抑える事ができます。
当施設では全館のナースコールシステムの入替えと各種センサーを導入しました。今回、導入をしたことでの一番の利点は、利用者様の身体機能や生活に合わせたセンサーを設置することで、転倒・転落の予防を強化することができ、利用者様の安全を守ることができていることだと思います。以前、利用していたセンサーよりも誤通知が少なく、結果として職員の負担の軽減にもなっています。また、今回は各居室のトイレにも埋め込み型の呼び出しスイッチも設置していただき、トイレと居室を判別できるため、より迅速な対応が可能となりました。
(リハビリテーション部 主任 南部)