宮城県内にある精神科病院様にコンセント間通信を最大限利用してCAREaiスタンダードシリーズ「起上りセンサー」を導入しました。
ベッド周りの見守りセンサーを導入して10年以上が経ち、最新のものと入れ替えを検討していました。しかし、精神科病院なのでまずナースコール自体が無い事、建屋自体も築50年以上経過した鉄筋造り、病室の扉も鉄製で無線通信が届きづらいなど採用できる機種が限られている環境でした。見守りセンサー自体はなるべく早く駆けつけたいので、患者がベッドから半身起上ったらすぐに通知の上がるタイプのセンサーを探していました。
他社にはないコンセント間通信という強みのあるCAREaiスタンダードシリーズで、ベッド上で上半身が起上ったら通知をあげる「起上りセンサー」との組合せを提案しました。このスタンダードシリーズは送信機と受信機を通信させたいそれぞれの部屋のコンセントに挿すと、壁の中の電気の線を利用してデータを送信します。今回のような鉄筋造りの無線の飛びにくい環境で最大の効果を生む他社にはない技術です。また一緒に提案した「起上りセンサー」はベッドのシーツの下に敷いて使用し、患者さんが起上ると先ほどのコンセント間通信を利用して通知をあげます。寝返りでの誤検知を極力抑える仕様であり、現場スタッフのムダな動きを低減出来ます。
購入の決め手はコンセント間通信、WI-FIや他社製品のように沢山の中継器を整備する必要がなく、比較的安価に見守りシステムの入替が出来た事です。ステーションから遠い病室でも通知を受ける事が出来ました。設置はセンサーとつながった送信機をコンセントに挿すだけなので、設置先の移動が簡単な事も古い建屋での運用には大変助かりました。