同施設は既に他メーカーの見守りセンサーを使用していましたが、男性棟と女性棟に分かれている環境だったので片方の棟に受信機を持って行くと、離床通知が届かないケースが度々発生していました。またベッド上で使用していたセンサーは「寝返り」で反応し無駄な駆けつけが頻発していました。特に夜間帯は職員が男性棟で待機しながらの対応になるので、こちらで安心して両棟を一括管理が出来る見守りシステムを探していました。
男性棟、女性棟の一括管理を実現する為、中・大規模施設向けのCAREaiスタンダードシリーズを提案しました。夜間帯で一括管理する男性棟にメインの受信機(親機)を設置、女性棟ではその親機からの通知を受ける携帯型受信機(ペンダント)を使用する形を提案しました。女性棟に中継器を設置すればより安定した通信環境が整い、夜間帯の巡回時も通知を取りこぼす事なく安心です。センサーは独自のアルゴリズムで寝返りによる誤検知を低減したCAREai「起上りセンサー」と、薄さ2mmで耐荷重500kgのマットタイプの「ふむふむセンサー」を提案しました。この2つのセンサーであれば、無駄な駆けつけや故障による修理対応業務が低減できます。
販売店とメーカーの担当者が施設まで実際に説明に来てくれて、デモ機を一定期間貸してもらえた事で課題であった両棟一括管理が出来る事を購入前に確認出来ました。貸し出し期間中に通知を一度も取りこぼす事が無かったので信頼できると感じ購入を決めました。センサーの設置方法も簡単でしたし、日常的に使用するペンダント操作も簡単だったのでスムーズに導入ができました。